JAGUAR トラブル解決 ノート

出先やガレージテで突然起こるトラブル、ちょっとしたことで解決することはたくさんあります。

車両状態や使用環境により同じ様に解決できるとは限りませんが、

トラブル脱出の参考にしてください。

 

シリーズV XJ6/DD6   今まで快調に走っていたのに突然ガレージでエンジンがかからなくなってしまった

燃料ポンプの作動をまずチェック。 イグニッションオンの状態で燃料ポンプが作動しているかどうか確認してください。

スペアタイヤの右下辺りに斜めに取り付けてあります。

動いてなければ、木槌やドライバーの柄なのでたたいてみてください。

それでも作動しなければ、右ハンドルですとちょうどその裏側のエンジンルームの壁にリレーが3コ並んでいます。

そのうち2つの四角いリレーを抜き差してみてください。(車種により違いますが、どちらかが燃料ポンプリレーです)

そして、横長の金属のリレーがあり、下側に配線が何本も刺さっています。 各配線端子を上下左右にゆすってください。

以上の作業でエンジン始動という経験が何度もあります。

リレー自体が死んでしまっている場合もありますので、予備をお持ちになることをお勧めします。

また、イグニッションコイルが突然パンクすることも12気筒エンジンのシングルコイルの場合はよくあります。

 

シリーズV XJ6/DD6   電動ファンが急に回らなくなった

まずはヒューズを疑ってください。 左フェンダーの裏側に黒いカバーがありますので、番号1番が電動ファンリレーです。見た目は切れてなくても切れている場合がありますので、15Aのヒューズと交換してみてください。ヘッドライトのヒューズも同じヒューズBOX内にありますので、点かないときは同じように点検してください。

なければ20Aでも応急で構いません。また、取付けの金具部分がよく接触不良になるので、紙やすりなどで磨いてみてください。それでも回らなければリレー(赤い筒状のラジエターの上側リレー)を交換してください。

 

シリーズV DD6   漏れてないのに水が減る・水温が上がってしまう

ラジエターキャップが不良だと圧が逃げて水温が上がったり、水が減ります。

ラジエターのサブタンクが一杯な場合はエンジン本体側のキャップを開けて満杯かどうかチェックしてください。

水量不足でエアが入ってしまうと水温上昇の原因になります。

不足してる場合は、エンジン側から水を注入してキャップを開けたサブタンク側からあふれるまで続けてください。これでエア抜きは完了です。

 

 

XJSコンバーチブル   幌を閉めたときリアクウォーターの窓が上がらない

幌を開けた状態で、上がらないウィンドウの上側を体重をかけながら2-3度押してください。大概それで回復します。 構造的な問題だと思いますが、ほとんど右側です。

 

XJS V12   エンジンからバスバスいう音がして、ばらつき、マフラーから煙が出る

まさに片肺走行の状態、マレリーのイグニッションコイルの場合、上下に2コ使ってあり、片側が不良でも

エンジン不調の原因に。 デスビローターも定期的に交換しないと同じような症状が出ます。

プラグかぶりの場合もあります。 特に冬場は温まる前にエンジンを切ったりかけたりを繰り返すとその原因になります。(DD6も同様)

 

XJ6 DD6 XJS   ブレーキを踏むとハンドルがどちらかにとられる。

アッパーウィシュボーンブッシュおよびフロントフレームマウントの不良が原因で起こることが多い症状です。

交換してアライメントを取り直せばシャキッとします。 ハブベアリングのガタが原因の場合もあります。

 

DD6 XJS V12  最近、燃費が悪くなった。

デスビバキュームユニットが不良だと、常に加速状態の信号が送られ、燃料消費が多くなり、燃費が悪化します。デスビ本体の内部調整が必要になることもあります。