ﾍﾞｽﾄ ﾏｯﾁ ﾀｲﾔはどれ ？

Series Ⅲ BEST MATCHING TIRE  REPORT

猫足の代表格｢ｼﾘ-ｽﾞⅢ｣に一番合うﾀｲﾔは何か？を何年も模索中ですが､

ここまで当社で取り付けてﾃｽﾄしてきた結果からご報告いたします｡

まず､ﾌﾞﾘｼﾞｽﾄﾝのGR8000は､静かさではﾅﾝﾊﾞ-1ですが､

ﾄﾚｯﾄﾞ面が硬く､特に高速で目地を通過する時の突き上げ感がかなりあり､

猫足のしなやかさをｽﾎﾟｲﾙしてしまうようです｡

ただ､しっかりした走りがお好みの方へはお薦めできます｡

一つ下のｸﾞﾚ-ﾄﾞの方がむしろﾏｯﾁﾝｸﾞは良いと思われます｡

他の国産ﾒ-ｶ-もﾚｸﾞﾉを追従するための開発をしているためか

やはり静かさの反動でｺﾞﾂｺﾞﾂ感がどうしてもあるようです｡

ﾐｼｭﾗﾝの最新ﾗｸﾞｼﾞｬﾘ-ﾀｲﾔMXV-8はどうか｡

ﾄﾚｯﾄﾞ面が非常に柔らかく､しっとりした乗り心地は今までにない感覚で､

高速や幹線道路ではその良さを充分堪能できますが､

その分腰が弱く､段差や不整地面ではﾄﾞﾀﾊﾞﾀして何か落ち着きがありません｡

この点さえ解消されればﾍﾞｽﾄﾀｲﾔに選びたいくらいです｡

ｼﾞｬｶﾞ-の純正採用ﾀｲﾔと言えばﾋﾟﾚﾘ-で､

当時はP5を履いていましたが､これはﾍﾞｽﾄﾏｯﾁと言えるくらいﾊﾞﾗﾝｽが良いです｡

ﾄﾚｯﾄﾞﾊﾟﾀ-ﾝは古臭く､乗り心地がいかにも悪そうに見えるのですが､

多少のﾛ-ﾄﾞﾉｲｽﾞに目をつぶれば､猫足を最大限生かしているﾀｲﾔです｡

しかしながら､P5は生産中止となり､現在ではP6/P7が生産されています｡

P7はｽﾎﾟ-ﾃｨ-なのでXJ-Sに､ｾﾀﾞﾝならP6がお薦めです｡

適度に腰があり､滑らかで､ｼｮｯｸの吸収､ﾊﾞﾗﾝｽが非常に優れています｡

最近､XJ-Sｺﾝﾊﾞ-ﾁﾌﾞﾙにP7を装着しましたが､

剛性の弱いﾎﾞﾃﾞｨをﾀｲﾔがしっかりｶﾊﾞ-してくれる感じで

極めてｽﾑ-ｽﾞで洗練された乗り心地は､思わず飛ばしたくなるほどﾊﾞﾗﾝｽが良いです｡

P4000/P6000でも悪くはないですが､P6000はﾛ-ﾄﾞﾉｲｽﾞが目立つ感じで設計も古いです｡

P6はﾋﾟﾚﾘ-のﾗｸﾞｼﾞｬﾘ-部門のﾜﾝﾗﾝｸ上のｸﾞﾚ-ﾄﾞで

あえて適合順位をつけるとすれば､P6>P7>P4000>P6000です｡

各ﾒ-ｶ-は新車への装着を前提に開発をしているため､

XJ40以降のｼﾞｬｶﾞ-にはﾏｯﾁしても､ｼﾘ-ｽﾞⅢ以前のｼﾞｬｶﾞ-に

相性が良いものはなかなかないのが実情ですが､

今後もﾃｽﾄ結果を随時ﾚﾎﾟ-ﾄしていきます｡

この比較ﾚﾎﾟ-ﾄはあくまでも当社でのｼﾘ-ｽﾞⅢでの装着ﾃｽﾄ結果で､

ﾄﾞﾗｲﾊﾞ-の感覚には個人差があり､まちまちですので､

ｸﾙﾏの使用条件や乗り心地の好みにに応じて選択するﾀｲﾔの参考にして下さい｡

弊社でﾀｲﾔの注文および取り付けも承ります

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